香港にいるときの話ですが、
大口の発注がきました。
その商品は半年ほど前から見積もりがきていたものです。
サンプルの段階で仕様変更(パッケージの方法)の多さにまいりました。
ここでものすごい時間のロス!
その後、やっとのことで量産へ。
しかし、ここで大問題発生!
そう、納期です。
見積もりの段階から、「これだけ生産するには最速でも**日かかります」と言い続けてきました。
ですが、言われた納期はたったの**日です。
私はその瞬間「絶対無理だ!」と思いました。
この商品は数量が多く、また梱包のセット方法がものすごく面倒な仕様でした。
セットは手作業により行うものです。
「「これだけの人数(百人単位ですよ)でやって**日はかかるな?」」
と思いつつ泣きそうです。
そのことを日本のお客様に話すと
「でも、やってくれ・その納期で必要」としか返事が無い。
(お、さすがに今回は<でも、やれ>とは言えないかと思いつつ)
そんなことならもっと早く仕様の決定・量産の発注をかけてよ。
。。。。。。。。。。。。
昼間は香港で仕事をし、夕方から工場へ。
朝一番で香港へもどっと仕事ということを週2回くらい+週末は工場張り付きをしていきました。
とうとう1回目の工場出荷の前日が。
夜10時に工場に着くと工員が必死に作業中。
「これ本当に出荷が間に合うのか?」と率直な感想でした。
残業の工員が帰ったら、夜勤の人のみ。
夜勤のみだと人数を減るし大丈夫かな?
あああああああ、心配だ。
とりあえずメーカーの社長と話を、すると恐ろしい話が!
「今いる工員は明日の出荷(午後2時)まで作業をする。その他新しい夜勤の工員と他の部署の日勤者を連れてきて作業をする。」と言い出した。
恐るべし中国!
途中、食事の休憩をはさみ作業は続く。
出荷日のお昼の食事の時間が。
しかし、まだ目標の数量のセットは終わっていない。
またまた社長の神(?か悪魔)の一言。
「出荷が終わるまで食事をしないで作業を続けろ!」
え?もしかしたら。。。。。。。。
しかし、タイムリミットがやってきた。
中国→香港の中国からの輸出通関に間に合わせるにはもう出発しないと。
しかし、。。。。。。
またまた、ここで奥の手。
税関の職員を工場に呼びつけ、工場で通関のチェック!
少し時間が稼げた。
作業の終わった商品からコンテナへ積み込み。
税関の職員がバイクでやってきた。
その職員が商品のチェックをしている最中も奥ではまだ作業中。
職員が「もう帰るぞ」と怒り出したがなんとかなだめ。
お—-最後の商品が来た。
これでなんとか1回目の最低の出荷数に到達。
お客様には「最低**セットから**セット出荷してくれ」と言われていた
まさにぴったりの最低数量になんとか届いた。
みなさん、ありがとう!
何とか1回目の出荷は格好がついた。
36時間寝ないで作業、日本では許されないだろうな。
が、ここまででまだ題名の「坊主・ハラキリ(?)」が登場していない。
ということで2回目のコンテナが出荷されるまでの話に続きます。