いろいろな表現、表情-ピンバッジ- ピンバッジには、さまざまな表現方法やデザインによる多彩な「表情」があります。デザインや製作方法によって、同じピンバッジでもまったく異なる印象を与えることができるため、オリジナルピンバッジの製作には無限の可能性があります。 このページでは、そんなピンバッジについて少しでも知っていただき、オリジナルデザインのピンバッジ製作に興味を持っていただけたら嬉しいです。ぜひ、ピンバッジの魅力やさまざまなデザインの可能性についてご覧いただき、お客様にぴったりのピンバッジを一緒に作り上げていけることを楽しみにしております。 エポキシ(表面の透明樹脂)の有無による違い。 上:エポキシ有 表面が滑らな仕上がりになる。下:エポキシなし 表面に凹凸が出る。 エポキシを盛っていないピンバッジ(ピンズ,ピンバッチ)地金(メッキ部分)と色が入っている部分に凹凸が出来るので金属感があり力強いピンバッジに仕上がります。 こちらは、エポキシを盛ったプレスソフトエナメルのピンバッジです。エポキシを厚くもりボリュームを出すことも可能です。エポキシを盛らないタイプのプレスソフトエナメルピンバッジは、エッチングに比べて表面の凹凸の差が大きく表現できるため、デザインに立体感を持たせる効果が高いのが特徴です。プレスソフトエナメルのピンバッジは、色と色の境界に必ずメッキのライン(地金)が必要となります。これは、材料をプレスすることで凹凸を作り、その凹んだ部分に塗料を流し込んでデザインを表現するためです。この製法ならではのデザイン上の制約もありますが、それがプレスピンバッジの製作の難しさであり、同時に魅力でもあります。 プレスソフトエナメルのピンバッジは、デザインの細かい部分までしっかりと表現でき、エナメルの鮮やかな色味を楽しむことができます プレスソフトエナメル 詳細 → 擬七宝のピンバッジはエポキシを盛りませんが、地金(メッキ部分)と塗料の高さはほぼ同じ高さのツライチに仕上がります。熱処理後に表面を磨くことにより光沢が出ますので、高級感があります。 擬七宝の詳細 → ピンバッジ メッキの種類による違い。 金メッキと代替金メッキを並べています。 金メッキと代替金メッキについてですが、実際に目で見ると、印刷仕様裏面の平面部分に施された本物の金メッキが最も輝いており、非常に美しく見えます。ただし、見た目においては、本物の金メッキと代替金メッキの間に大きな違いを感じることは少ないと言えます。本物の金メッキは、代替金メッキに比べて生産可能な工場が限られており、また金の価格高騰により、コストが1.5倍程度になることがあります。そのため、もし「本物の金を使用したメッキ」や「本物の金メッキと代替金メッキを比較して、コストが高くても本物の金メッキが良い」というご希望でない限り、代替金メッキをお勧めいたします。 銀色の光沢をお求めの場合には、ニッケルメッキをお勧めいたします。銀メッキは変色しやすいため、特に銀特有の白っぽさにこだわりがない場合には、ニッケルメッキの方が適しているかと考えます。古美メッキは、通常のメッキ加工後に化成処理などを施し、アンティーク調の雰囲気を作り出します。古美メッキ後、表面を手作業で磨くことにより、凸部分は磨かれ、凹部分はそのままとなります。そのため、凸部分の古美の色が凹部分よりも薄くなることがあります。このため、他の金メッキやニッケルメッキと比較するとメッキの個体差が生じますが、これが古美メッキならではの特徴であり、味わいの一つとも言えます。各製品のメッキの色合いや濃淡、またその場所が少しずつ異なり、その微妙な違いが古美(アンティーク調)の風合いを引き立て、凹凸のメリハリを強調します。古美メッキの際、凹部分を砂目状に処理すると、凹砂目部分は磨かれないため、風味が出にくくなります。プレスの凹部分に色を入れない場合は、メリハリを出すために砂目仕上げにすることが多いです。このように、通常のメッキ工程に加え、古美処理が必要となるため、金メッキやニッケルメッキよりもコストが高くなることがあります。また、艶消しの一般的な方法としては、メッキ後にニスを吹き付けて艶を消す手法があります。ニスを吹き付けた後、凸部分を拭き取ることで、凸部分に再び光沢が戻ります。ニスを吹き付ける際には、粒子の大きさを調整することによって、艶消しの仕上がり具合を調整することが可能です。凹部分は艶消し状態となりますが、艶消し部分をこすってしまうと、光沢が戻ってしまうことがあります。ホーニングのような強い磨きが必要ないため、凹凸は比較的少なく仕上げることができますが、ニスを吹きかけることで凸部分の光沢に濁りが生じることがあります(変色を伴うため)。 ホーニング 金メッキ金メッキのホーニング ニッケルメッキニッケルメッキのホーニング 銀メッキ銀メッキのホーニング ホーニング(サンドブラスト)とは、プレス後のピンバッジ(ピンズ、ピンバッチ)のプレートに小さな粒を吹き付けて(メッキ前)、非常に細かい砂目を付ける方法です。これにより、均等で美しい艶消し仕上げを作り出すことができます。通常、実際には凹部分に砂目を付けることが多いです。また、艶消し部分をこすっても艶消しが取れることはありません。細かい粒子を吹き付けることで金属の表面に微細な傷を付け、その後、凸部分を磨くことで光沢を戻します。この方法は他の仕様に比べて磨きの工程が多くなるため、プレスの際には凹凸を大きめに設定することが一般的です。ただし、細かいデザインは磨きの過程で潰れやすく、磨きが難しい場合があるため、注意が必要です。 ピンバッジ 凹部分の処理の違い 凹砂目 凹ホーニング ホーニングに比べ 凹砂目はコストを抑えることが出来ますし、凸のメッキラインをより細く仕上げることができます。 プレス ピンバッジの詳細 → ピンバッジ 裏文字の種類 (上)凸文字のみにて(下)表現凸文字+外枠プレス系の裏文字 花紋に凹文字(外枠付)エッチングの裏文字 ピンズの梱包方法 PP袋入基本的なピンバッジの梱包です。参考価格表の価格は1個づつPP袋に入れた場合の参考価格です。 台紙+PP袋台紙に刺したピンバッジをPP袋に入れたものです。台紙に印刷をすればオリジナル感が増します。 ヘッダー付きPP袋入PP袋のヘッダー部分に穴が空いています。印刷した台紙にピンバッジを刺しヘッダー付きPP袋にいれる梱包方法は販売用のピンバッジによく使用されますう。 上記以外にお客様にて台紙をつけたりする場合などには、発泡スチロールにピンバッジを刺して納品させて頂くことも可能です。針がないタイプの留具の場合は、ビニール袋に1個づつ入れ→10個まとめてホッチキス止めなどの梱包方法もございます。 【【いろは貿易】のピンバッジは、お客様のご希望に沿ったオリジナルピンバッジをお作りするため、まずはしっかりとヒアリングを行い、詳細なご要望をお伺いします。その上で、これまでの豊富な制作実績をもとに、最適なご提案をさせていただきます。私たち【いろは貿易】は、お客様と一緒に、心からご満足いただけるピンバッジの製作を目指して丁寧にサポートさせていただきます。実際のピンバッジの質感やデザインを手に取って確認されたい方は、ぜひ【いろは貿易】のお問い合わせフォームから【無料参考サンプル請求】をご利用ください。無料でお手元にサンプルをお届けし、実際の商品を直接ご確認いただけます。素材や仕上がり、デザインの細部までじっくりとご覧いただけるため、ご安心してご検討いただけます。サンプルをご覧になった後で、気になる点やご質問が出てきましたら、どんな些細なことでも【いろは貿易】までお気軽にご連絡ください。専門のスタッフが丁寧に対応させていただき、お客様のご不明点をしっかり解消いたします。ぜひ、理想のオリジナルゴルフマーカーを一緒に作り上げていきましょう。