デザインの作り方 デザイン版下の作り方お客様のピンバッジ(ピンズ、ピンバッチ)のデザイン塗料を地金(メッキライン)で囲む必要があります。 そのため、デザインのカラー部分の周りにメッキラインで輪郭を取るようなデザインが必要になります。。デザインをトレースします。(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチの 凹凸を白黒にて表現)黒い線の太さ: メッキライン(凸部分の境界線)は最低0.2mm以上が必要です。プレスした材料の断面図プレスした時に黒いところは凸になり白いところは凹になります。小さく色入れ出来ないところは、地金で表現します。トレースしたデザインに色付けをします。凹に塗料を流し込み凸はメッキの色になります。ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチの完成 プレスソフトエナメル・七宝・擬七宝のピンバッジは色と色の境界にメッキラインが必要です。これは材料に凹凸をつけ、凹んだ部分に塗料を流し込むことでデザインを表現するためです。プレスソフトエナメル・七宝・擬七宝のピンバッジの版下を作成する際の基本的な考え方は以下の通りです。メッキ部分を黒色に色(塗料)が入る部分を白色としたイメージの白黒のデザインを描いてください。 白い部分には人間の手作業により塗料を入れます。白い部分には極細のマジックで色を塗り、その色が黒い線まで滲むような細かさではなく、プレスソフトエナメル・七宝・擬七宝では製作できません。滲まないような設計が必要です。 黒い線の太さ: メッキライン(凸部分の境界線)は最低0.2mm以上が必要です。ただし、周囲の凹みやメッキラインのつながりにより、それ以上の太さが必要な場合があります。また、細長い場合は断線しやすくなるため、注意が必要です。一番外側のメッキライン(外形を抜く線)は最低0.4mm以上の太さが必要です。 以上が、基本的な考え方と注意点です。具体的なデザインにおいては、当社または製造委託先工場の版下制作者が製作の実務経験や技術的な知識に基づいて微調整を行うことが一般的です。デザインをご提供いただければ、当社にてピンバッジにて制作できるデザインに調整を加え、ご案内することは可能です。デザインの調整が簡単であれば、メッキラインの追加などには費用を頂かずに対応できますが、全体をトレースする必要があったり、複数回のデザイン調整が必要な場合などはトレース代などの費用が発生する可能性もございます。。手書きの白黒デザインと、何色を入れたいかを教えていただければ、ピンバッジの版下作りをお手伝いできると思います。 色指定はDICのパート1、2またはPantone solid coatedの色からご指定ください。 細かい色指定がない場合は、当社モニターで見える色から近いと思われる色を使用させていただくことも可能です。デザインはピンバッジの実際の大きさでプリントアウトなどをして確認をお勧めします。 印刷仕様のピンバッジのデザイン・版下は原寸350dpi以上の解像度を推奨しています。