いろは貿易のピンズ、ピンバッチは中国の工場にすべて生産委託しています。
当社が委託している工場は広東省(香港から中国に入ったところ)が多いのですが
広東省のある沿岸部の人件費の高騰がとまりません。
私(小川)が中国のピンズ工場に行きだした15年くらい前に比べると
一般の工員(内陸からの出稼ぎ労働者)の給料は3倍くらいになっています。
広東省も初めは、香港からの国境(?)を越えてすぐのシンセンの経済特区に工場がありました。
シンセン経済特区の人件費・土地(使用権利)が高くなり
工場は経済特区外のシンセン市に移っていきました。
経済特区外のシンセン市内が高くなれば、隣の市に
またまた隣の市に と どんどん海から離れたところに工場が作られていきました。
4-5年前まではどんどん海から離れたところに工場ができても
車で2-3時間くらいで行けるようなところだったのですが
4-5年前からは飛行機で行くような内陸にも工場が移って行きました。
この内陸地の工場は人件費が安いので価格を抑えることができるのですが
あまり小回りが利かないので
数万個単位のピンズ、ピンバッチのみの生産をしていました。
しかし、沿岸部の人件費高騰が厳しいので
今年からは数百個単位のピンバッチも内陸の工場で生産するようにしています。
競争力のある価格を目指して頑張ります。