写真はエポキシを剥がした状態です。
(1)ステンレスに白を印刷(銀縁なし+エポキシ薄く)
(2)ステンレスに白を印刷(銀縁+エポキシ厚く)
(3)真鍮に白を印刷
3種類とも同じ白(純白)を印刷しています。
完成品(エポキシまで盛った状態)で一番白く見えるのは
(3)の真鍮に白を印刷したものです。
一番青っぽく見えてしまうのが(2)です。
(1)(2)と(3)の違いとして
(1)(2)はステンレスの銀色の上に白を印刷しているので。銀色の負けて青っぽく見える
(3)は真鍮の黄土色の上に白を印刷(その後、銀色のメッキを掛ける)
の違いで(3)の真鍮に印刷したものが一番白く見えます。
(1)と(2)は素材も塗料も同じなので
出来上がりではまったく別の白に見えてしまいます。
(2)はエポキシ(表面の透明樹脂)を厚く盛っているため、白以外の色や銀縁がエポキシで反射して
青っぽく見える為、(1)より綺麗な白に見えません。
真鍮+金メッキの場合に純白を印刷すると
金メッキの影響でクリーム色っぽく見えてしまいます。
しかし、金メッキの場合は青を0.5%くらい混ぜた白で印刷すると
白っぽく見えるように調節が出来ます。
エポキシの反射の影響では赤と青の反射がよく出てしまいます。
白に赤があるデザインや白に青があるデザインなど
赤や青が白い部分に滲んでいるように見えることがあります。
色が滲んでいる(はみだしている)のではなく
エポキシに反射してそのように見えてしまっています。
白は難しいです。