エッチング ピンバッジの特徴
エッチング ピンバッジは、金属の表面を酸で腐食させて製作します。表面に凹部分を作り、そこに色を入れます。
プレス製法に比べて、細かいデザインを表現しやすい製法です。また、比較的割安に製作できます。
ただし、外側の抜き部分の地金ラインはプレスより太くなります。そのため、複雑な外形にはあまり向いていません。
エッチングでは、酸によって金属の表面を腐食させて凹部分を作ります。プレス製法と比べて凹みが浅いため、色を入れた際の塗料の厚みも薄くなります。
この凹部分に色を入れてデザインを表現します。
エッチングは表面の凹凸による段差が非常に小さい製法です。そのため、ほとんどの場合、表面に透明樹脂(エポキシ)を盛ります。
エポキシ加工を施すことで表面を保護できます。また、質感を向上させることができます。
エッチングで小さい文字を表現する場合
メッキラインで文字を表現する場合、アルファベットなどでは2mm×2mm以上の大きさを推奨しています。
周囲に十分な地金部分があれば、エッチングはプレス製法に比べて細かい部分まで色を入れることが可能です。
ただし、文字の線取りのみをメッキラインで表現するデザインでは、あまり小さい文字を表現することはおすすめしていません。
エッチング ピンバッジの断面と色入れ
エッチング ピンバッジは凹部分が浅いため、エポキシ加工の有無によって表面の見え方や質感が変わります。
下の画像では、エポキシ加工を施した場合と、エポキシ加工を施していない場合の仕上がりを比較しています。
エポキシあり エッチング ピンバッジ
エポキシなし エッチング ピンバッジ
裏文字は基本凹文字になります。
エッチングとプレス製法の違い
現在は、エッチング加工で発生する廃液の処理にコストがかかるため、以前に比べてエッチングの価格面でのメリットは小さくなっています。
そのため、一般的なデザインのピンバッジでは、プレスソフトエナメルで製作することが多くなっています。
一方、エッチングは細かいデザインを表現しやすいという特徴があります。デザインや仕様によっては、現在でもエッチングが適している場合があります。