最近、ワインのビンの凹みに貼るプレートの発注がありました。


お客様より
「ビンを送りますので、ここにちょうどいい寸法で」
とのご依頼です。
その凹みの大きさは約28mmとのことです。

早速、28mmのピンズを探してみるとなかなかありません。
26mm　29mm　のピンズはかなりあるのですが、28mmがありません。
これは当社の値段表が　～26mm　～29mm　で分かれているからでしょう。
（メーカーの価格表がインチ管理のため）

探しに探して（？）なんとか2個発見しました。
ビンが到着後、28mm（正確には28.1mm）のものをはめ込んでみると、微妙に浮いています。
次は27mmを試そうと思い探すが。。。
28mmよりも無い。
これは困った！
（27mmですと寸法からの値段が損したよう気がしますから当然でしょうか）

その日、ちょうどメーカーから出荷する荷物があったので
メーカーに
「27mm　28mm　29mmのピンズちょうだい。」
と頼んでみると
「27mmはあんまり無いぞ。」
「探すより作ったほうが早いから、今すぐ作って今日の夜出荷の荷物に入れてやる」
という返事が。

ありがと！
（注意：デザインが何にも無く、寸法を抜くのみですから早いんです。
　　　　 これを読んで、あまり無理な納期を言わないでください。）

27mm　28mm　29mmのピンズが無事到着です。
早急28ｍｍ（今回は28.0mm）をテスト。
しかし、微妙に浮いているような？

次は27mmを。

するとなんと、がばがばです。
こまった！
中国にビンを送って生産すると、時間はかかる。

どうしよう・どうしよう　と焦っている時、ふと硬貨が目に入りました。
すぐに大きさをチェック！
しかし、ちょうどいい大きさはありません。

そうだ！外国の硬貨だ！
アメリカドル（セント）のコインはだめ。
メキシコ・ペソ。

おおおおお・・・
10ペソがなんと　27.9mmです。
よしこれを試そう。
怖いくらいちょうどいい大きさで！
でも、まったく遊びが無く怖すぎる。
これでは大きさの決断ができない。（多少は大きさのばらつきが出るだろうから）

再度、硬貨の捜索です。
するとニカラグアの5セントを発見。
この寸法を測ってみると、27.8mm　です。

今度こそ！と思いながら試すと27.9mmの10ペソよりいい具合です。

これで決断ができました。
27.5mmにしよう。（27.8mmとまではビビッテできませんでした）

実際の商品が完成・到着しました。
早速大きさのテストです。

よお・・・・・・・し！
寸法ばっちりだ！

ニカラグアのコイン　ありがとう！